【他力と自力】
アセスメント(評価)の後に、「治りますでしょうか?」という質問がよくあります。
この質問を理解するために、以下の例を考えてみましょう。
あなたの子供が塾に通っていると仮定しましょう。
あなたは塾の先生に「この子は〇〇大学に合格できますか?」と尋ねます。
すると、塾の先生は、「努力次第でいけると思います。」や「今のレベルでは〇〇大学よりは〇〇大学の方が適しているかもしれませんね。」などと答えるでしょう。
全ての生徒に対して「〇〇大学に合格しますよ!」とは答えないのはなぜでしょうか?
それは、勉強の方法や対策を教えても、実際に行動するのは生徒自身だからです。
同じように、側弯トレーニングも修正方法やトレーニングの指導を提供しますが、実行するのは本人です。
結果は本人の努力に依存します。これがリハビリテーションやトレーニングの制約です。
そのため、他力で行う手術のように、結果が一律に保証されるわけではありません。
トレーニングは「自力」の行為です。
医療はエビデンス(科学的根拠)に基づく結果主義です。
この意味で、他力のアプローチ(薬や手術など)はエビデンスが得られやすいですが、自力に依存するアプローチ(運動療法など)は難しいというのが現実です。
六甲もり鍼灸整体院
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