【脊柱は側弯してバランスをとる】
６０歳以上の人々の中には、７８％もの人が側弯症を持っているという報告があります。
実際に側弯症のスクリーニングを行っている検査技師の方も、ほとんどの場合、そのような結果を確認していると言っています。
つまり、側弯症は脊柱にとって珍しいものではないのです。
特発性側湾症は思春期に最も顕著に現れる骨の変形で、特別なケースと言えます。
一方、側弯という変形自体は珍しくないため、特発性側弯症とそうでない側弯症を見分けることが重要です。
しかし、レントゲン画像だけでは見分けが難しく、それに気付かなければ判別できません。
医師の主な関心事は通常、手術の方法であり、原因の特定ではないことが多いのです。
特発性かどうかは手術には関係がありません。
遺伝的な要因が中心の場合と、運動習慣などの代償的な要因が中心の場合では、施術が大きく異なるため、原因を正確に特定することが重要です。
何かを理解しようとしない限り、それは見えてこないのが世の中の法則です。
当院では、側弯の原因を追求し、特発性側湾症を疑う場合にはそれに対応するエクササイズを指導します。
一方、運動や習慣に起因する可能性を考える場合は、単なる強制だけでなく、運動パターンの再学習が必要になることもあります。
六甲もり鍼灸整体院
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