低糖質の食事を心がけることは間違いなく良い。

様々な文献を見ても、断糖、低糖質ダイエットの良い点はたくさんあるが、実は長期で見ていくと、思ったほど効果がなかった、続かなかったというデータもあります。

半年くらいの期間で見ていくと確かに痩せている方もたくさんいます。なんですが実はほとんどの研究がその数年後を追っておらず、実際に2年3年後を見ていくと、ほとんど人が体重が戻っていたりします。

断糖ダイエットの効果でいうと大体1年後に効果がありません。これは院長も断糖ダイエットをしていましたが、それだけでは痩せ切らないと結論を出しました。

そして全て糖が悪なのか?でいうと面白いデータがあって実は大昔から欧米などと比べアジア人は遥かに白米をを含めた炭水化物を食べていましたが肥満率は低いのです。

インスリンが分泌する炭水化物は太るという理論は間違っていないですし、他のタンパク質や脂質よりも炭水化物はインスリンの分泌量が多く肥満につながります。

だけど米を主食としてきたアジア人の肥満になるのは非常に「稀」でした。現代も欧米人よりも、中国人や日本人の方が炭水化物の摂取量が多いのです。

私たちアジア人はお米のような炭水化物を多く摂取はしていますが、純粋な「精製された糖」の摂取に関しては欧米人より少なく、これらの精製された「小麦」や「砂糖」の方が何倍も太る問題になります。パンやお菓子、麺類、加工品などですね。

昔の沖縄などのデータを見ても、85%くらいは「精製されていない炭水化物」を食べていました。野菜も他の地域より2倍、3倍と食べ、サツマイモなども多く食べていました。

ですが肥満と言われるような方はほとんどいないし、健康で100歳以上の生存率も他の県よりも3倍いました。これからもわかるように単純に「炭水化物が太る説」は正解ではないということです。

単純に炭水化物をただ減らしたからといって痩せるとういわけではないということです。

何を食べるか?より何回食べるか?

私たちが推奨する「設定体重ダイエット」で一番重要なことは糖質制限や、タンパク質を制限する、高脂質な食事をとり「インスリンが出にくい物を食べる」という事も意識します。

ですがより大切にしているのは、「インスリンが出ない時間帯を作る」事です。実は何を食べようか?より何回食べるのか?の方がはるかに問題になります。

食事内容の変化よりも食事回数の方が2倍も問題になります。

今ではチアシードだ、キヌアだ、アサイーだ、スムージーだの10年前には大した聞いたこともないような食べ物の名前を聞きます。それだけ私たちは何を食べると良いのか?に執着されています。

テレビ番組でも納豆が良いとかバナナがダイエットに良いなどと言われた次の日にはスーパーから無くなってたなんて話をよく聞きます。

これを食べたら痩せると期待しながら食べているのだが、それをどのタイミングで食べるのが良いのか?についての話がいまいち少ないと思っています。

ずばり答えを言いますが、食べる回数をとにかく減らすことが大事です。

とにかく何かを食べると良い、痩せると聞かされ続けていますが、単純に食べる機会が多く増えるだけインスリンの分泌される時間が増え、1日3食に間食などしていたら1日で18時間近くインスリンが分泌され、インスリンが抑えられている時間がわずか6時間しかないんです。

インスリンの分泌=エネルギーの貯蓄=肥満です

1日3回ご飯を食べさらに間食も摂ることで、インスリン値が高くなり、更にインスリン抵抗性が起こることで私たちの肥満は増える一方です。

・朝からしっかり食べる人ほど太りやすい

・そもそも朝食は必要ない。

・健康なものをいくら食べても一緒に糖を食べていたら、意味がない

・少量をちょっとずつ食べると糖尿病のリスクは上がる

・安い食べ物ほど太るのは間違っていない。

・意外とファストフードと肥満の関連性は多くもない

とにかく精製された炭水化物は太ることは間違いない。

ですが精製されていない、繊維が豊富に含まれた炭水化物に関してはメリットもたくさんあります。

食物繊維自体は消化されず、吸収されにくいものです。その繊維があることで、腸壁をキレイにしてくれる解毒作用がありさらに血糖値の上昇を防ぐというメリットもあります。

良質な食物繊維(炭水化物)はしっかり摂りましょう。

タンパク質に過剰の期待をしない

皮を剥がした鶏胸肉は糖質並みにインスリンを分泌すると知っていたでしょうか?

実は今高タンパク質ダイエットが流行っていますが、体重を減らす効果があまりありません。

理由は明らかで、糖質がインスリンの分泌を促すのと同様、そもそもどんな食べ物でもインスリンは分泌されます。タンパク質は糖と違い血糖値を上昇させないから、インスリンが分泌されないと思っている方が多くいらっしゃると思いますが、この考えが根本的に間違っていました。院長が最初にダイエットに失敗したのも、高タンパク質ダイエットをしたからでした。

実はタンパク質も糖と同じくらいインスリン値を上昇させるというのがわかっています。

血糖値とは無関係に胃に炭水化物やタンパク質が運ばれるとインスリン値は上昇します。これは絶対に忘れないでください。

それを知っていくと、精製されたプロテインも太るというのがわかってきます。むしろ精製されているプロテインの方がより鳥のささみより太ります。

インスリンがほとんど上がらない食べ物は脂質

脂質の多い食品(豚バラ肉やシマチョウなど)を摂ってもインスリンは促されます。ですが純粋なオリーブオイルなどでは、インスリンは反応しないことがわかっています。

ほとんど私たちの生活で純粋な脂質を食べる事はないと思います。お肉に関しても脂肪に反応しているのではなく、一緒にくっついている「タンパク質」にインスリン反応が起きています。

最近では、タンパク質は炭水化物が含まれてないから痩せるという話が常識になりつつあり、サラダチキンなどブームになりましたがこれは事実と少し違います。

炭水化物をタンパク質に置き換えてもインスリンは出ます。それでも高度に精製された糖よりも少しは減量効果があるかもしれません。

ですが「脂質」こそがインスリンの分泌を促す効果が最も低い食べ物だということを覚えておいて下さい。

 

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