【重力に負けない】
脊柱の変形や多くの整形疾患の原因は、体が適切に重力に対抗できないことから生じます。
私たちの体には常に、日々重力という力がかかっています。
この重力に対抗するために、私たちは直立二足歩行という方法を採用してきました。
このため、重力という力については、普段はあまり意識しないことが当たり前です。
重力に気づくまでには、ニュートンの誕生とその発見を待つ必要があったほどです。
重力は上から下に向かってかかる力です。体はこの逆向きの力に抵抗しています。
この抵抗力を発揮しているのは、抗重力筋と呼ばれる筋肉です。脊柱において特に重要なのは「腸腰筋」と「多裂筋」です。
これらの筋肉を鍛えるには、体により大きな負荷をかける必要があります。
1Gは体重と同じですから、重りを持つことが一つの方法です。
これは、買い物の荷物を持っているときの感覚に似ています。ただし、手で持つので腕が疲れてしまうことがあります。
ピラティスというエクササイズメソッドは、さまざまな機器を使用してこの重力負荷を増強してくれます。
スプリングやゴムなどが使われます。側弯症や姿勢の改善においても、この重力に打ち勝つ筋力増強は非常に重要です。
要するに、重力に対抗することが大切なのです。
六甲もり鍼灸整体院
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