【側弯症と歩行練習】
歩くことは、私たちヒトにとってとても基本的な動作です。
鳥は飛び、魚は泳ぎますが、私たちは歩くのです。
歩く際、その人の歪みや特徴がはっきりと表れます。
例えば、痛みがあると、歩き方を見れば分かりますし、心の状態も歩きを見ればだいたい察することができます。
胸を張って歩く人は悲しいことはないでしょうし、逆に下を向いて猫背の人は嬉しいことは少ないでしょう。
歪んだ歩き方は、関節や筋肉に負担をかけ、結果的に身体に障害を引き起こします。
つまり、歩きを正せば、痛みや他の障害が改善され、再発も予防できるということです。
ただし、歩き方の修正は、歩く状態で行わなければなりません。
通常、エクササイズは寝た状態で行いますが、寝た状態と歩く状態では、重力のかかり方、安定性、体に影響を及ぼす連鎖が異なります。
さらに、姿勢制御の鍵となる平衡感覚も大きく異なります。
そのため、寝て行う運動は、歩き方には直接関係ありません。
ファンクショナルローラーピラティスの立位でのエクササイズも、ベースを使用することで多彩に行えます。
不安定な状態を意図的に作り出すことで、自身のバランス能力を高め、本来備わっている機能を活性化させます。
正しい歩き方は、健康の最も基本的な要素の一つです。
六甲もり鍼灸整体院
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